共同施工作業に刺激を受けコスモミッションをどんどんこなしていく。

最初はおっかなびっくりやっていたのに慣れてくればなんてことはない、クリアできると分かれば取り掛かりやすいし、蒐集品より数を集めるタイプのほうが気を揉まなくて済むから向いてる。
貢献値は均等に稼いでいった方がいいのか~。

上限値がおおめなのもいい。こういう類のポイントって溢れるともったいない。しょうがないけどちょっとな~という気持ちになる。それがないだけで気兼ねなく進められるし心穏やかに楽しめるから不思議だなあと思う。
そして…

スペース・ピック完成!
気が付けば色々とポイントが貯まっていた。
コスモクレジットは演技教本:怒りに震える 即決!
ちょっと隣で失礼して…

お~ なんともやり切れない怒りに”わなわな”する具合がいいw
マウントとか衣装もあるのか~。オーケストリオン譜も欲しいな~。スタイルカタログも外せないな~。全部やるかはわからないけど見てると欲しくなっちゃうね。
そしてコスモフォーチュン!くじか!
まずはやってみよう。

これハズレ?なんかいきなり惜しくない!?
スペシャルルーレットチャンスが何かわからんけど小さいマスだからきっとすごいんでしょ。
スペシャルだし。

これスペシャルルーレットチャンスでしょ!?
ふーふーしたい!だめ?
う~ん、まあ最初はこのくらいにしておいてやりますか。
まあ外れるよね~と思いながらももしかしたらね…!
なんてつい思ってしまうわくわく感がいいな~。
そういえば子どもの頃、1回だけ夏祭りのひもを引っ張るくじ引きをやったことがある。
両親に内緒で祖母がやらせてくれた。
目の前には煌々と輝くおもちゃ達が並んでいて、それがひもで繋がっているタイプだ。
当時ゲームボーイという携帯ゲーム機の先駆けがあって、今から見ればそれはもう化石なんだけど…w
知ってる人いるかな~w当然カラーでもアドバンスでもないやつw
薄グレーのデカい本体に対して小さくて黄緑色のような画面。十字キーとBAボタン。セレクトとスタートボタンと電源スイッチだけなのに単三電池が4つ必要。
今の携帯ゲーム機に比べればデカくて重くて、とてもとてもチープだけれど、当時はそれで、それだけで十分だった。
そのカセットが僕を誘惑する。
番号のくじを引くタイプは当たりがあるかも分からないし怪しい(僕の偏見ですw)。ひもで繋がってるなら現実的だと子どもながらに感じていたし、愚かにも僕なら当てられるとも思っていた。
案の定そんな願望は簡単に崩れ、たしかめちゃ小さい水鉄砲モドキみたいな”いかにも”ハズレですって感じのおもちゃが取れた。
はいおめでと~!とおざなりの言葉と水鉄砲モドキを的屋のおじさんから受け取る。ショックを隠せずポッケに水鉄砲モドキをしまって、祖母と手を繋ぎ直し帰路に着く。
祖母は優しく
「よかったねえ」
と言ってくれて、
僕は祖母の方を見ずに繋いだ手をすこしだけぎゅっと握って
「うん」
といった。
子どもは素直だなと思い出しながら思う。
本当によかったならたぶん繋いだ手を振りに振って祖母の顔を見てうん!と夏祭りの花火が暗くすら思える位の笑顔で言っただろう。
祖母は僕の気持ちを分かっていたと思うし、理解したうえでこれでよかったんだよと言ってくれんだと今なら解る。僕のわがままを聴いてくれた祖母を傷つけたくないという、子どもなりの意地みたいな感謝の形だったのかもしれない。
夏祭りには轟々と知らないおじさんの演歌が響いていたのに、どこまでもやさしい祖母の声はその後も不思議と良く聴こえていた。
僕の”祖母を慮った小さな嘘”に成長を感じて喜んでくれたのかな。

そうだね、ばーば。これでよかったんだ。ありがとう。
僕はまだ祖母の半分も生きていない。それでも理解させられることがある。
人生思い通りにいかない。そんなことが当たり前で、掃いて捨てる程ある。
そのたび怒ったり、泣いたり、打ちのめされてはいられない。
時には感情に身を任せることも必要だけれど、きっとどんなことが起きても僕次第なんだ。
失敗や間違いをしたとしても、それを糧に次に生かせれば失敗ではなく学びになる。
これでよかったと自分を納得させて良き解釈を見つけなければいけないときもたぶんある。
なんだよ、くじ引きからこんなこと思い出して繋がるなんて思ってもなかったよw
ひとつの小さな物語を思い出すと、僕の心の形が少し理解できた気がした。
時を越えてぬくもりを感じる。祖母のあの時の想いが、今の僕の力になってくれる。
思い出を抱きしめて、少しだけ、前に進む。
P.S. 新生祭で花火のSSあったなと思い探してみると、なんともタイムリーなものがあったので思わず張ってしまいました。
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