どうも、ぎゅーまです。
新生祭プレイしました。
結論から言うと、めちゃ刺さりました。
ネタバレには配慮する心持ちなんですが、今回僕にはネタバレなしに書けないと思うので、新生祭2025のネタバレが嫌な方、クエスト中のSSが嫌な方は、折角開いて下さったのに申し訳ないのですが、ここでブラウザバックを推奨させて下さい。
そして書き進めた結果、FFとは関係ない僕のリアルの過去の出来事も多少書いてしまったので、FFの内容だけ読ませろよおおという方もお戻りください。
丁度うづきさんがカイゲさんとクエストをやるということでご一緒させてもらいました。
さて、本クエストですが、一人の少女のルーツを辿る物語です。

これが今の僕に突き刺さりました。
7.2極ブラインド攻略を経て、自分を理解したいと思うようになった僕。
それはFF14内のことだけではなくて、リアルの自分自身を見つめ直すということ。
自分以外のだれかのためになんとなく時間を使って生きてしまっていたことに気付き、健康や価値観や信念も放って生きていたことにFF14というMMORPGを通して気付くことができました。
習慣を見直し、色々なことを試し、体調不良と向き合い健康診断を受け、治療が必要なことは治療をする。
自分はどんなことに価値観を見出すのか問い、自己省察をしながらまずは自分の身に近い人を大切にするために時間を使う。
ブログの更新が滞っていた理由でもあります。
念のため、検査結果待ちなものもありますが、幸い緊急で治療が必要なこともなく、ご心配をおかけするような病気は今のところないようです。ご心配下さった方ありがとうございます。
そしてそんな僕の何にそんなに突き刺さったかというと、ちょうどお盆の法要、お布施餓鬼で祖母のお墓参りに行った後だったからです。
祖母はいつも穏やかでニコニコとしており、お盆や年末に親戚で集まるのが好きな人でした。
近所の人までも大切にしていて、当然孫の僕は大切にしてもらい甘やかされていましたw
今思えば僕の逃げ場でもあったんだと思います。
社会で打ちのめされた僕が立ち上がれないまま、のんべんだらりとかろうじて生きているうちに、祖母は亡くなってしまいました。身内の恥をさらすようですが、当時は母と伯父伯母が祖母の介護で相当な喧嘩(といっても母がほとんど一方的に結構な事を言われていたようですが、私からの視点なのでフェアではないですねたぶん)をしており、会いづらかったというのもあります。
そして打ちのめされた自分を見せたくなんてないという気持ちもあったのかもしれません。
そんなつまらないことに邪魔をされて、時間はあったのにロクに合うこともないままでした。
今思えば、そんなこと棚に上げてもっと会いに行って、僕のことを話し、祖母のことを聞いておけばよかったと思います。
幸いかどうかはわかりませんが、最期はさすがにと思ったのか伯母が病院からの連絡を知らせてくれ、コロナ渦でも最期には会うことができました。
母と二人、祖母の病室に向かう途中のエレベーターで、どんな事があっても泣かない、毅然と笑顔で振る舞う。ただそれだけを心の中で誓いました。
病室に入ると、やせ細り骨と皮だけという言葉がこんなにもしっくり来てしまうのかと思ってしまうほど、僕の記憶の祖母とはずいぶんと変わり果てた姿でベッドに横たわっていました。
祖母は僕らに気付くと、首だけ少しこちらに向けて
「だあれ?」
と聞きました。
母は小さく
「あなたの娘です。」
と返すと、
祖母は同じく小さく
「そう」
と返しました。
そして続けて、
「まあなんにもないところだけど、ゆっくりしていってよ。」
と力なく、それでももてなすように言いました。
祖母の姿のショックを拭えないまま、母に促されて共にベッドのわきに進むと、肚を決めて顔のダイヤルを笑顔にあわせてから声をかけました。
「ばーば、きたよ。〇〇(僕の名前)だよ。」
祖母は、何も言わずに、穏やかに少しだけ笑顔になってこう言いました。
「なんにもわからないけど、みんなのことをお願いね。」
認知症で、自分が誰かもわからない。ここがどこだかも分からない。娘のこともわからず多分孫のこともわかってない。それでもこの人は、自分より他の誰かのことを想える人なんだと、この一言で理解して、これは僕が一生忘れないであろう瞬間でした。
毅然に振る舞うと覚悟していたはずなのに、そんな覚悟はこの一言で完全に吹き飛び、僕は笑顔のダイヤルのまま溢れてくる涙を止めることができずそこに居ることしかできませんでした。
父と母には悪いなと今では思っていますが、この時生まれて初めて、身内にこんな人がいて誇らしく思えて、こんなに優しさと慈愛に満ちた人の孫に生まれることができて光栄だと思いました。
それから母と祖母は何かを少し話していたようだったけれど、僕には聞く余裕さえなく。
それでも感情のままにしっかり泣いておいたお陰か、たまに声を聴きたいなと思うことがあっても、悲しみに押しつぶされることもなく過ごせています。
祖母が亡くなってもう四年。
自分を見つめ直すために、自分を理解するために、母から祖母や僕の生まれる前に亡くなった祖父の話を聞くようになった矢先、このクエスト。

自分のルーツを知ることで、自分を知りたいと思っていた僕に本当に刺さるクエストだった…。
クエストから一部引用させてもらいます。
誰かが誰かを想って行動するとき、そこには物語が生まれる。
それはすべての人、すべての日々に起き得ることで、
ゆえに僕らが触れられるのは、多くの物語の一部に過ぎない。
だが時には、そんな小さな物語が誰かに届くこともあるのだろう。
幸い僕は、裕福ではないけれど何とか家族と力を合わせて食べていけているし、日常生活を送れるくらいには健康で、前がどこかわかるくらいにはメンタルも安定した。
自分のルーツを知ることが全てとは思わないし、もしかしたら衝撃的で受け入れがたいこともあるかも知れない。
それでも、祖母と祖父と母の小さな物語を知りたいと思うし、母から聞く小さな物語は確かに僕に届き、今の僕を支えるひとつになっている。そして知ったうえで大切にしていきたいと思う。
自分が好きでやっているのは言うまでもない。
誰かの為ではないのだけれど、僕のブログを通してリアルでもFFでも、少しの生きづらさを抱えている人の何かの助けになれば嬉しいと本クエストを通して思えた。

そしてここまで書いて思ったのですが、たぶん大人気ブロガーならここで開催時期を明記して、クエストの参加を促すんでしょうけど、
昨日までなんスよね…。新生祭…。

あ~。
ここまで読んで、クエストやりたい!となった方がいたらスミマセン…。
こんな僕のこれからの成長も楽しんでくださいな。(するかわからんけど)
コメント