皆さんは、『意外な結末』と聞いてどんな物語を思い浮かべますか?
今回、小説コンテストに応募するにあたり、私はこの『意外な』という言葉の沼に呑まれてしまったので、少し書かせてください。
↓先に実際の作品を読んでみたい方はこちら↓
(※ノベルアップ+のサイトへ移動します)
『フンだ』(約1,000文字)
『先生』(約1,000文字)
『天使たちのリミナス』(約10,000文字)
Gakken×朝日小学生新聞 ショートショートコンテスト
フンだ
まさか自分のweb小説投稿の一作目で、う〇こを扱うとは思っていなかった。
ただこの一文の言い訳を書きたいだけにこの記事を書いている感すらある。
だからとにかく言い訳を聞いてほしい。
「意外な結末」で「読者を楽しませたい(面白がらせたい)」「読者を驚かせたい(心地よくダマしたい )」という小説作品、読者=小学生に掲載されることを念頭においた表現を心がけてください。(Gakken×朝日小学生新聞 ショートショートコンテスト 応募要項より一部抜粋)
これらの文言を見た僕の浅はかな思考は、「小学生=う〇こ=楽しい」というこの世界で最も低みにある数式を1秒で完成させてしまったのである。
おじさんがう〇こってwしょーもなw
そう思いながら書いていたら、動画画面が暗転して自分の顔が反射する。
ニヤニヤした顔がちゃんと気持ち悪くて落ち込んだw
そして36歳にもなってう〇こで作文してニヤついてる自分に気が付いて、さらに落ち込んだw
こうなったら絶対に良い作品にしてやると謎に奮起して、会心の初投稿作品ができあがった。
やっぱりニヤニヤしながら投稿し、プレビューをしていく。
何度か読んで気付く。
むしろオチが弱いのである。
あんなに楽しく書いていたのに、僕は出オチの作品を書いていたのだ…。トホホ…。
悲しくも僕自身が、始めから終わりまで意外な結末を迎えてしまったのであった…。
でもこれから、僕の初投稿作品はう〇こみたいな作品だよ。
そう誰かを励ませると思うと(励まされるか?)それもそう、悪くはないと思う。
↓実際の初投稿作品はこちら↓
『フンだ』(約1,000文字)
先生
このままだと、う〇こだけ投稿しているアカウントになってしまう。
そう危機感を覚えた僕の行動は早かった。
翌日、すぐに次を書き始めた。
しかし、手が止まる。
「意外な結末」がわからない。
一作目、う〇こに助けられて勢いで書けた。
出オチになってしまったから、意外な結末と言えるかどうかは怪しいけれど…。
どうすれば意外な作品になるかがわからないということではなくて、意外な結末にすると公表するということは、意外な結末にしないことが意外な結末になると考えてしまうからである。
たとえばAパターン
えいた君が冒頭で、「この世界は俺が必ず守る!」と言う。
なんかしらんけど敵が来て闘っているとラスボスが現れる。
えいた君の前に現れたラスボスは未来から来たえいた君自身だった…!
たぶんこれが意外な結末
そしてBパターン
びいた君が冒頭で、「この世界は俺が滅ぼす…。」と言う。
なんかしらんけど敵が来て闘っている。
強くなったびいた君は敵のボスになった。
たぶんこれが普通の結末
でも周りの人がAパターンしか書いてなかったらBパターンが意外な結末ってことにならないですかね?ってこと。
推理ものの方が補足ができて説明しやすいかもしれない。
Cパターン
学校で事件が起きた。
先生はしいた君が怪しいと思った。
一応人を集め、話を聞く。しいた君が怪しい。
徐々に明らかになっていく手がかり。しいた君が怪しい。
先生がみんなを集め、話し始める。
犯人はしいた君ですね。
しいた君は太陽みたいな笑顔で言う。
「先生!なんでわかるの!?」
でもこれはこれで、
いやお前が犯人だったんかいwwwとなる人もいる。
いや先生なら人集めて犯人当てしないでwwwとなる人もいるかもしれない。
要するに、環境と読み手の予測次第で意外な結末が違うから意外な結末ってわからなくないか?という迷宮に入る。(要約できているのか?)
いや、でもこのしいた君バカみたいに明るいと思ったけど逆に怖いなw
受取り方によっては、しいた君はIQ5億の天災で大人も見下しているような子とも受け取れるな…。
でも予測の誘導次第で意外は透けてしまうし、突飛なことをしすぎると話が破綻すると思う。
せっかくだからやってみる。
Zパターン
学校で事件が起きた。
先生はしいた君が怪しいと思った。
一応人を集め、話を聞く。
えいた君が、「この世界は俺が必ず守る!」と言う。
びいた君は「この世界は俺が滅ぼす…。」と言う。
この子たち大丈夫か?と先生は思ったが、やっぱりしいた君が怪しい。
徐々に明らかになっていく手がかり。どうしてもしいた君が怪しい。
先生がみんなを集め、話し始める。
すると突然、ぜっと星人がやってきて、う〇こを踏みました。
めでたしめでたし。
わからないwww
というよりめちゃくちゃだw
ちゃんと「意外な結末」という小説作品って書いて欲しいいいいいいい。(書いてる)
やっぱりでますね。こういうところで読書量の差が。
かといって調べたりしないところがまた愚かですね。
結局のところ、意外な結末とは”突飛な設定”を作ることではなくて、作品内で広げた風呂敷の中で、伏線を張ったりミスリードを誘って「そういう意味だったのか!」という裏切りの要素で繋ぐことなのかもしれない。
でも、伏線てあからさまに張っても意味がないし、気づかれなくても意味がないわけで…。
ということで、これが僕の思考の迷宮です。(Zパターン)
↓迷宮の果てに辿り着いた『意外な結末?』はこちら↓
『先生』(約1,000文字)
主題イラストコンテスト第3弾
天使たちのリミナス
胸を締め付けられているのに、幸せを願わずにはいられなかった。
僕が最初にCRYBORGさんのコンテスト用のイラストを見たときのことだ。
哀しくて寂しい、報われなくてやりきれない、美しい星と街に背を向ける二人は愛の逃避行をしているようにも感じられるけれど、どこか温かい。
最後に残る一握りの何かを二人で分け合っている。
そんな印象だ。言葉にできない。
だから、みてほしい。
僕は絵画やイラストのことはわからない。
美術館へ足を運ぶようにはなったけれど、やっぱりわからない。
僕が”絵画”を見て考えるようになったのは、心が”動かされる”作品というものがあって、それは人それぞれ違うということだ。
そんなことしか感じない僕が何か言うのはおこがましいと理解している。
自分の文筆が稚拙だという事も理解している。
でも、この世界観を書きたい。
SFのようなとか近未来のようなとかそっちじゃなくて、CRYBORGさんの放つ…、というより醸し出すという表現のほうが近いと思うけれど、そんな世界観を書きたいと思った。
プロのイラストレーターさんが描いた絵に文章を付けられるなんて、こんなに光栄なことがあっていいんだろうか。
素晴らしい企画だと思い参加する一方で、”絵”についての理解力というのか、読解力と言うのか、そういったものを磨いていく、理解していくには、自分の好みの根幹を成すだけの作品にまだまだ触れていないんだなと実感もして、本当に恐れ多いと思う。
そして自分の境界線(リミナル)を踏み込んでやるには勇気が要った。
色々と反省点は多い、しかし、今できる全力は尽くした。
そう思いたい、でも、もっともっと思考を深くできそうだとも思える。
尽きない言い訳と思考の迷宮の中で、僕は見えない月を見遣っている。
↓美しいイラストと、私が紡いだ世界はこちら↓
『天使たちのリミナス』(約10,000文字)
――仮想世界で過去に紡いだ物語はこちらです。
もしよければ、別の世界にも寄り道していきませんか?




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