「言葉」を知らない自分
僕がブログを始めて一番良かったと感じる点は2つあって(一番とは)、脳内にあるものを言語化して吐き出すと僕はある程度の平穏を得られるようだぞと気づけたことがひとつ。そしてフィクションを書いたことで自分の持つ言葉の少なさに気付けたことがひとつです。
自分で書いていると、わかりにくいから書き直してみたものの、もっとわかりにくくなっていたり、句読点の位置がわからなかったり(これは未だにわかりませんが…)、言うなれば僕の文章は、頭の中で映像にならないんですよね。
心の動きと考えや思いを伝えることに終始しているのと、読み手が既にFF14の世界観を知ってくれているので、イメージしてもらいやすいのに甘えて省いているのもあるんですけど、僕はとにかく言葉を知らないことを知らなかったんです。
最近、それこそブログをはじめて極ブラインドシリーズを書くまでの僕は読書量は本当に少なくて、国語の時間で文章に触れたことに毛が生えるか生えないか程度でした。
国語の時間で印象に残っているものはと聞かれると、真っ先に浮かぶのが「スーホの白い馬」で、読書から国語を連想して、国語からスーホの白い馬を連想するというところで察してほしいのですが、本当にそれくらいのレベルです。
言葉を紡ぐ楽しさ
僕は当時休み時間と言えば校庭に繰り出して、サッカーをやって汗まみれになっていた記憶しかないのですが、何を発端にして始まったか、休み時間にしりとりをしていました。
教室廊下側の後ろ端で、黒板を背にした僕の視界にはみんなの書いた「希望」の文字が並んでいて、給食の残り香と、校庭から聞こえる誰かのはしゃぐ声がいつもとはずいぶんと遠くから聞こえます。
友達と、机を囲む、敵四人。
高学年にもなるとみんなそれなりに賢くって、結構続いたんですよね、しりとり。
要領のいい子はもう、一文字を攻めることもやったりしていたんですが、時間制限とかも作らず突発的にやってたんで、休み時間になってからずっと続いてたんです。
そして黒板上の時計が、休み時間終了の時間を指します。
しかし、みんな知っています。
我が教室の時計は1分くらい微妙に遅れていることを。
残り少ない休み時間、言うなればロスタイム、思い浮かばない言葉、僕の対面の少年に注目が集まっています。
このまま終わってしまうのか…。
頼む、繋いでくれ…。
負けを決めたいような、休み時間中ずっとしりとりを繋いだと誇りたいような、どちらもが混ざった気持ちだったのを覚えています。
皆からもそんな感情が窺えて、コチコチと秒針が進むごとに謎の期待で僕らは前のめりになっていきました。
みんな、隠しきれないワクワク顔に「最後の一文字攻めをどうやって凌ぐんだ!?」と書いてあって、微かな緊張まで走っていました。
そして、既に一文字攻めを喰らっている彼がついに、苦しんで苦しみぬいた先にひねり出しました。
「スーホの白い馬!!!」
ーーーキーンコーンカーンコーン
多分僕の人生で一番面白いスーホの白い馬だったと思います。
延長戦、ロスタイム、残り数秒でゴールを決めたやっちゃん。
気が付けば、教室中が沸き立って、みんなが笑うか、にやけてる。
そんな中先生がやってきて、ヒーローインタビューをされることはなかったけれど、「す」攻めを凌ぎきって魅せたやっちゃんが、今の僕には成田長親のように思えますw
成田 長親(なりた ながちか)
戦国時代から江戸時代初期にかけての武将。(Wikiより一部抜粋。)
和田竜さん著「のぼうの城」にて有名になった。(というより僕が知った)
豊臣秀吉の小田原征伐の際、石田三成率いる約2万の大軍が、北条方の支城である忍城を包囲しました。この時、城主代理としてわずか500人の兵と近隣の農民たちを率いて立ち向かったのが長親です。(Geminiの回答より)
こういうところにアフィリエイトリンクとか張れば立派なブロガーになれるのかもしれないですねw(僕の心の一部より抜粋)
FF14プレイヤー、短編小説に挑む
社会人になってからは、中途半端な意識高い系で、「自己啓発本が棚にある俺、仕事できるっしょ」的なイタイ奴でした。(恥ずかしい過去を晒すと心が痛いw)
話が極タイタンのランスラ並みに吹っ飛んだのですが、もっと言葉を知りたい、文章に触れたいと思い、思い立ってからすぐにオーディブルを契約し、本を買い始めました。
まだまだ読みたい本はたくさんあるのですが、自分も苦しんで書いてみたいと思い立って、投稿サイトについて色々調べていると、電撃大賞なるものを発見しました。
電撃文庫さんは知っていたのですが、恥ずかしながらコンテストがあったのは初めて知りました。というより多分書店とかで見たことはあったと思うのですが、僕の小さい脳みそには刻まれていませんでした。
電撃大賞の短編部門に応募してみようと思ったのがたしか3月31日。
締め切りが4月10日。
ダメで元々、とにかくずーーーっとこの短編のことばっかり考えていたんですが、書いたものの納得がいかないんですよね。
筆力が無なのは仕方ないんですが、知識の面でも色々と足りていないんだなあと実感しました。
すごいなあ、作家さんて。
ラノベ的なものでなくて、現代小説にすれば知識のギャップは埋められるかもしれないと短編をかいてみたものの、いったんもう少しライトに作ったものを誰かに見てもらってからにしたいなと日和りましたw
とりあえず段階を踏んでみようという事で、ノベルアップ+さんの二つのコンテストに作品を応募してみました。
Gakken × 朝日小学生新聞ショートショートコンテスト
1,000文字以下の日本語で書かれた作品を投稿するという内容。
主題イラストコンテスト第3弾
テーマは「リミナル・シティ」CRYBORGさんの描きおろしのイラストからインスピレーションを受けた短編小説を書いて投稿するという内容。
僕の作品は天使たちのリミナスです。
あとがきは色々書きたいのですが、長くなったのでそれはまたの機会にします。
……と、ここまで読んで「FF14のブログなのに、最近どうしちゃったの?」と思う方もいるかもしれません。
FF14と、変化していく自分
肝心のFF14はというと、固定活動でインする程度になってしまっています。
ハウジングを見せてもらいに伺おうと思って装備を用意していたにもかかわらず、結局伺わないまま、ブログの記事にしていたことも、すべてを放り出してしまえる自分が嫌になるのですが、そろそろこういう自分も受け入れないといけないとも思います。
例えば僕は何かに首ったけになったら、FF14もブログも放り出してしまうのだろうか。(FF14を引退するとか、ブログをやめるとか、そういう話ではないです!)
そしてそれは”やりたいことができた”という面ではいいことなんだろうけれど、すごく寂しく申し訳ないなと思ってしまう。
年を少し重ねて自分の手の大きさがわかるようになると、青々とした無謀さとか、身の程知らずな自信とか、そういう類の「俺はどっちもやってやるぜ」みたいな傲慢さが懐かしくて、そして小さく心に刺さる。
気が付けば桜も散って、随分と温かい。
山の氷はいつまでも溶けないけれど、ゆっくりと心が納得して、自分を受け入れるのを待つしかないのかなと今、てのひらを見ながら心の在り方を少し想えるように、なった。
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