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【光の戦士の軌跡展】同じ旗のもとに【体験レポート2】

日記

ここから先は本展示での僕の体験談です。
僕はこう感じたというだけで、実際がどうかはわからないことはご理解いただければと思います。
配慮はしているつもりでも、多かれ少なかれ内容に触れることは許してください。
前の記事を読んでいない方はこちらから。
また、光の戦士の軌跡展公式HPみどころ にある程度沿っています。
一番は”実際に体験してもらうこと”だと思うので、是非実際に楽しんでから当記事もお楽しみください。


だけどさ、それを乗り越えて、同じ旗のもとに集うことだってできるんだ。
──リセ・ヘクスト

チケットを提示して、インスタンスエリアに進む。

突入地点に触れるための世界。

案内を聞いて配置に付くと、少しずつ列ができていく。
ここにいる人たちはみんな、ヒカセンなんだな。

もしかしたら何かのコンテンツをご一緒したことがあるかもしれない。

みんな何のジョブをやっているんだろう。
遠くに見える背の高い方はエオルゼアではララフェルかもしれない。

雑多な声と遠くに聞こえるBGMが透き通って、リムサのマケボで雑踏を眺めている錯覚に包まれた。

「やっぱFF14女性多いなw」

ソフィアに話しかけられて、僕の思考が現実に引き戻された。

やっぱりみんなミラプリが好きなのかな。
身に着けているアクセサリーや鞄に付いたキーホルダーといった装備の端々に、こだわりを忍ばせているのを感じる。こんなにお洒落な人たちがもしかしたら斧を振り回してるかもしれないのか…w

そんな考えが溢れて止まらないw
すると黒縁メガネの似合うオシャレなスタッフのお嬢さんがわざわざ「このあと大きな声を出すので…」と予告をしてくれた。

間もなくだ。

いつかはヘッドセットか何かを使って、リンクシェル的な演出があれば楽しそうだ。
いやしかし、この場合はリビングメモリーのNPCの格好で案内のほうが好みかもしれないけど、夏は無理だなw

妄想が止まらないw

「ハイ!それでは皆様!!!」

!?!?!?

僕は脳トレのギミックが慣れてないみたいに、スタッフのお嬢さんの案内を一瞬で忘れてビクッとしたw
ホントに肚の底から声が出ているみたいで芯があった。
お嬢さんの華奢な体のどこからそんな声が出るんだと思ったが、肚だろうなと思うなどした。

そう。
鳴ったのだ。
お嬢さんの声が僕にはシャキーン音に聞こえた。

トイレは済ませた。
鞄には厚手のハンカチ。

4人ではないけれど、ここにいる方々とマッチングして、ともに攻略するんだ。
受付で注意事項を記した紙と特典を貰って、そんなことを思いながらIDに足を踏み入れた。


ネタバレは”なるべく”したくない心持ちなので、光の戦士の軌跡展公式HPみどころより画像を一部抜粋させて頂くことにする。

本IDは赤線部分のエントランスよりスタートする。
そしてID内は、最初からクライマックスだった。

今朝、丁寧に張っておいたストンラスキンは一瞬で貫通し、実感する。

僕は怠っていたのだ。
忠義の盾を入れ忘れている。

開幕のバーストの如く火力が集められた黄金のレガシーエリアの猛攻。
涙を堪えるのに必死で楽しむどころではないwww

もうこれはズルじゃんw

土下座してプロテスとシェルでもこっそりかけ直したい気分である。


ここから少しだけネタバレをさせて頂く。

ニーズヘッグ征竜戦

ここは僕がすごいと感じたポイント。
まず見て欲しいのは目。

そしてなにがすごいと感じたかというと、この鋭い焼けついた視線の先に慄けるところだ。

ぎゅうま。画面の向こうで君はこんなに禍々しいモノと対峙しているのか。
視線の先は低い。
僕は竜の咆哮に腰を抜かしてしまうイメージが湧いてしまった。
僕はカメラを構えて慄いた後、心の中でベロがかわいい、ベロがかわいいと何度も詠唱したw


続いて等身大フィギュアで再現されたゾーン。

エメトセルクの名乗りの名シーン。
ソフィアはココが展示で一番好きだったらしい。

等身大フィギュアから読み取れる立ち振る舞い、僕はこれが画面越しにはない良さだと感じた。
あつらえられた上等な召し物を当たり前のように着こなしている。
伸びた背筋と相まって上品で気高い姿は、”同胞を取り戻す”真っすぐな決意が姿勢にそのまま表れているように見える。
優雅に伸ばした手は美しく、最後の裁定を下すべく向けられた眼光は鋭く厳しいのにどこか優しさを湛えている。
エメトセルクを憎めない理由がここに詰まっている。

「堂々たる立ち姿」

一言では言えないが、あえて一言で言うなら僕はこの言葉が思い浮かんだ。


そして僕が一番心に刺さったのがコレ。

涙を禁じ得ない。

そしてこの展示が僕にとって素晴らしい体験であった。

最前列、真ん中に周囲に配慮するように小さくしゃがんだ、まさに”光に佇む淑女”がいた。

その髪型…。まさかヴェーネス意識ですか?

そう聞いてみたかった。
昨今のハラスメントどうこうを抜きにしても人見知り+内気な僕には絶対声かけられないw
そして鑑賞の邪魔もしたくないw
ジロジロとみるわけにもいかないw

たぶん全く同じではないが、後ろはヴェーネス結いにしているようにも見える。
遠慮して端で鑑賞してしまう僕は少しだけ羨ましく思いながら、心の中で淑女に「イイ!」を送った。

そしてやはり涙を堪えるのに必死になる哀れな女々おじw
男同士でくると、変な意地を張ってしまって味わい尽くすことよりそんなことに必死になってしまうw

周囲にいる何人かの方も目の奥が熱くなっているようであった。
では淑女はどうか。
いけないなと思いつつもつい盗み見てしまう。

大画面から振り返った淑女は号泣であった。

当然である。
特等席で真正面から楽しんだのだ。
高難易度コンテンツ開幕の全体攻撃くらい当然である。

僕の厚手のハンカチをお貸ししたかった。
画面の中のぎゅうまなら或いは、涙を拭ってあげていたかもしれないと思ったが、厚手のハンカチを貸すエモートも、涙を拭うエモートもないのでここは引き分けだ。


偶然ここでも淑女とご一緒になった。

観察をしている訳ではないが、隣だったので楽しんでいるのがわかった。

当然僕も楽しんだ。
目の前にいると目の光の変化に視線を取られる。いつかのファンフェスかなにかでVRタイタンの映像を楽しめるコンテンツが好評だったことを思い出した。

でも、終焉の戦いだったらもうちょっと激しい気がしないでもないが、きっとデュナミスの力でこの振動の範囲になっているのかもしれないと納得することにした。

終焉の戦いを終えバトルハイになった後に、物販の配置はもうズルいを通り越してアッパレだ。
全部欲しくなるwww
IDクガネ城の3ボス ようじんぼうを雇うカゲヤマよろしく、「これがワシの誠意よ!受取れえええ~い!」と言いたくなったのは僕だけではないハズ。

煩わしいと思う人もいるかもしれないが、転売対策をしていたのも僕は好感が持てた。


僕が本展示を通して感じた点。
ヒカセンは皆さん礼儀正しく、互いに配慮しているのが気持ち良かった。そういえば過去のPLLで同じようなことに触れていて、「なるほど、こういうことか」と腑に落ちた体験ができたことも嬉しかった。

語弊を恐れずに書くと、「FF14の名に寄りかかっただけの展示なのでは?」という懐疑的かつ偏った思考が少しはあった。それでも僕は、ソフィアが誘ってくれたこともあって、一歩踏み出すことだけをまずは考えて参加した。

僕のこの偏見は見事に裏切られ、少しでも懐疑的な思考をした自分を恥ずかしく思うほど、僕にとって素晴らしい体験になった。
エーテルの残滓に触れて、過去の記憶を追体験するのは”超える力”そのものだ。
もしかすると、この展示で心を揺さぶられ、過去を振り返る(過去視する)ことこそ”光の戦士を追体験すること”なのかもしれない。

エオルゼアだけでなく、リアルでも光の戦士で居られるのが嬉しい。

そしてふと、僕に刺さりに刺さったシーズナルイベント。
当ブログでも記事にして紹介している今年の2025新生祭へと思考が繋がっていく。

どなたかがSNSで白銀のワンダラーの伏線だった的なこと仰っていたイベントだ。
賢い人はいるもんだと感心するばかりである。

しかし、僕は伏線より心に残っている場面がある。

時には立ち止まり、その旅路を振り返り、そこで得た経験や学びを確認することも必要だと、最近特に思うようになったんだ。
(中略)─誰にも知られなくたって、何事もなく日々は続いていく。
(中略)─けれど、どうか覚えていてほしい。その道がどれだけの暗闇に覆われようとも、君が拾い集めてきた物語は、君の味方だということを。それらがいつか、君を導く灯火となることをね。

──ヨシダ・ナオキ/異邦の詩人

これもヒカセン展の伏線だったと捉えることもできるが、僕は素直な心境の吐露のように受け取ったので、この点の考察はしないでおこうと思う。

ただ、異邦の詩人(ヨシダ・ナオキ)のこの言葉を聞いたとき、僕の心には、過去に読んだ著書の“ある一節”が強く思い起こされた。

「わかりました。もう言いません。もっと上を目指します」と、正直に答えた。もっと上に行って、もっと好きなゲームを作りたいと思っていたので、それを正直に。
──吉田の日々赤裸々。2より、一部引用

時間が経ち、今の肩書を見れば、その覚悟と著書で語られた経験、クリエイター(厳密には違うのかもしれませんがこう書かせて下さい)としての日々の積み重ねが”上”へ押し上げたことは僕が言うまでもないと思う。(偉そうにわかったようなことを言ってスミマセン。)

覚悟をして、歩み続けてきた創り手の心境の変遷に”人”が見えた気がした。

そしてもう一歩踏み込んで、光の戦士の軌跡展をリアルで行うということの意味を考える。

MMORPGだから当然だし、オンライン上のフレンドに会ったこともある。
でも、だからといってリムサの雑踏の向こうに、人がいる実感って日常のプレイ中では無い。
ただ一緒の空間にいただけ、話したわけでもないのに、楽しかった。

画面の向こうには、確かに”人”がいた。

展示とシーズナルイベントが繋がって、エオルゼアを創る「人」の心の動き、エオルゼアに息づく「人」の存在と熱をリアルにそして強烈に体感した。

ただただ、確かに、楽しかった。

色々な感情が混ざり合ってしまうと、逆に言葉はすっきりとするのかもしれない。

ゲームも当然だけれども、きっとゲームに限らず、僕らの人生で得た体験と記憶が、僕らを導く「希望の灯火」にもなる。そして、「また仲間と一歩ずつ進んでいこう」というメッセージだと僕は解釈しようと思う。


少しクサくなったので、話を戻そう。

たっぷり二時間、僕とソフィアは物販含め大いに愉しみ『現想世界 光の戦士の軌跡展』を後にした。
熱の冷めないうちに感想戦を行うべく喫茶店へ行く。

ソフィアがドーナツの粉砂糖を口の周りに付けながら、嬉しそうに買ったばかりのピンバッヂを鞄に付けている。

今朝の放屁のことはもういい、タイダルウェイブで流してやることにしよう。

きっと僕らわたしたちはどうしたってヒカセンだ。

「そういえばさ、ぎゅうまのやってるヴァイパーって、メレーでしょ?」
「うん」

「じゃあさwレンジってなに?w」

衝撃に僕は地面にめり込みそうになった。
僕の友人は、ロールの概念すら怪しいらしいw

僕を残して、ソフィアがお花を摘みに行くため鞄を椅子に置く。

でも、そんな彼でさえ、エメトセルクの立ち姿に見惚れ、あの空間に圧倒され楽しい時間を共有した。

FF14の深い知識がなくたって、こんなにも楽しめる。
それがなんだか無性に嬉しくて鞄をなんとなく見遣ると、着けられたばかりのジョブアイコンが、小さく光った気がした。

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